Notate to music -想いを記する-

2022年の冬、浜松市内印刷会社含む市内デザイナーなど 10 団体・個人のデザイン案から選定が行われ計 38 案の中から、テキスタイルアーティスト桂川美帆さんとの共同制作をしたデザイン案が選ばれました。

以下、記者発表資料より抜粋

舞台へ臨む演奏者に想いを寄せる。 ピアニストの譜面に見られる幾つもの書き込み。演奏者は日々の鍛 錬の中で曲への理解を深め、表現を確立させていく。 譜面に書かれた記号や文字が、いかに曲と向かい合ってきたかを示し ている。演奏は、その蓄積によるもの。 演奏者の哲学が、音となって煌めいていく。一音一音に想いを込める ピアニストへの敬意を込めて「譜面への書き込み」をモチーフにデザイン した。 譜面に記された記号は、音楽と同様に国境を超えて共通言語となり 得る。 ゆるやかな線は心地よい音楽を、躍動する筆致は演奏者の熱量や 手の動きとして、ピアノのシルエットと共に形象化させた。スポットライトの光の中で、奏でる音色が軌跡となっていくイメージを描き、音楽の 情緒性を感じさせている。 さらに、画面上のコントラスト(光と陰)が、勝負に向かう演奏者の覚悟と緊張感を表した。